ジョリパットとは?特徴・吹き付け・塗り替え・補修方法を塗装職人が解説

ジョリパットは、住宅の外壁などに使われる意匠性の高い仕上げ材です。

コテ・ローラー・吹き付けなど、施工方法によってさまざまな模様や質感をつくることができ、一般的な塗装仕上げとは違った外観にできることが特徴です。

一方で、実際に住宅のメンテナンスを考えるときには、

「ジョリパットは塗装できるのか」

「ひび割れはどう補修するのか」

「吹き付け仕上げとコテ仕上げでは塗り替え方法が違うのか」

「そもそも今、塗り替える必要があるのか」

といった疑問も出てきます。

ジョリパットだから一律に同じ方法で塗り替えるのではなく、現在の仕上げや既存塗膜、ひび割れなどの状態を確認して、適したメンテナンス方法を考えることが大切です。

このページでは、実際に住宅の外壁塗装・補修を行う塗装職人の立場から、ジョリパットの特徴や施工方法、劣化、塗り替え・補修について解説します。

ジョリパットとは?

ジョリパットは、建物の外壁や内壁などに使われる意匠性の高い仕上げ材です。

一般的な塗料のように単純に色を付けるだけではなく、材料の厚みや施工方法によって、さまざまな模様や質感を表現できるのが大きな特徴です。

施工方法には、コテ・ローラー・吹き付けなどがあり、同じジョリパットでも施工方法や使用する道具によって仕上がりは大きく変わります。

そのため、既存のジョリパット外壁を補修・塗り替えする場合には、色だけではなく、現在の模様や質感をどのように残すのか、補修した部分をどのようになじませるのかも重要になります。

ジョリパットの施工方法|コテ・ローラー・吹き付け

コテ仕上げ

コテを使って材料に模様を付ける方法です。職人の手作業によって凹凸や動きのある表情をつくることができます。

ローラー仕上げ

ローラーを使って模様を付ける方法です。使用するローラーや施工方法によって、さまざまな質感を表現できます。

吹き付け仕上げ

吹き付け機器を使って材料を施工する方法です。細かな凹凸のある仕上げなど、コテ仕上げとは異なる表情をつくることができます。

どの方法で施工されているかによって、補修した際の模様合わせや、塗り替え時の仕上がりにも違いが出ます。

特に部分補修では、補修箇所だけが周囲と違う模様になってしまうこともあるため、既存の仕上げを確認しながら施工方法を考える必要があります。

ジョリパットは塗装できる?塗り替えで注意すること

ジョリパット仕上げの外壁も、状態によっては塗り替えによるメンテナンスが可能です。

ただし、一般的な外壁と同じように「上から塗料を塗ればいい」というわけではありません。

まず確認したいのは、現在のジョリパットの状態、ひび割れ、浮きや剥がれ、汚れや苔、既存の塗装履歴などです。

また、ジョリパット特有の模様や艶を抑えた質感を気に入っている場合、使用する塗料や仕上げ方によっては、塗り替え前とは外壁の印象が変わることがあります。

そのため、塗り替えることだけを考えるのではなく、現在の風合いを残したいのか、色を変えたいのか、劣化した部分を補修したいのかまで考えて施工方法を選ぶことが大切です。

特にひび割れや剥がれなどがある場合は、その上から塗装して隠すのではなく、原因や下地の状態を確認して、必要な補修を行ってから仕上げることが重要です。

長谷川塗装工業では、「ジョリパットだからこの塗料」と一律に決めるのではなく、既存の仕上げや劣化状態、建物の状況を確認してから、塗装・補修方法を考えています。

ジョリパットのひび割れ・クラックはどうする?

ジョリパット仕上げの外壁で相談の多い症状の一つが、ひび割れ(クラック)です。

ただし、ひび割れがあるからといって、すべて同じ方法で補修すればよいわけではありません。

表面の仕上げ部分だけに生じている細かなひび割れもあれば、モルタル下地までひび割れている場合や、窓まわりなど建物の動きが影響しやすい部分に発生している場合もあります。

そのため補修する際には、ひび割れの幅や深さ、発生している場所、動きの有無、下地の状態などを確認することが大切です。

また、ジョリパットの場合は、ひび割れを埋めるだけでは補修跡が目立ってしまうことがあります。

補修後に既存の模様や質感をどのように再現し、周囲となじませるかまで考えて施工する必要があります。

小さなひび割れだからすぐ全面塗装が必要とは限りません。部分的な補修で対応できる場合もあれば、下地を含めた補修や塗り替えを検討した方がよい場合もあります。

大切なのは、「ひび割れを隠すこと」ではなく、なぜひび割れているのかを確認してから補修方法を決めることです。

ジョリパットの塗り替え時期は「年数」だけでは決められません

ジョリパット外壁のメンテナンス時期は、「築○年だから塗り替え」と年数だけで判断するものではありません。

同じ時期に施工された住宅でも、日当たりや雨の当たり方、外壁の方角、仕上げ方法、下地の状態などによって劣化の進み方は変わります。

点検するときには、ひび割れ・汚れや苔・色あせ・塗膜の剥がれや膨れ・仕上げ材の浮きや欠損などがないかを確認します。

症状があっても、すぐに全面塗装が必要とは限りません。

部分的な補修や洗浄などで維持できる場合もあれば、劣化の状態によっては下地補修を行ったうえで塗り替えを検討した方がよい場合もあります。

反対に、年数が経っていても状態が良ければ、急いで工事をする必要がないこともあります。

長谷川塗装工業では、塗り替え時期を年数だけで決めず、「今どこが傷んでいて、何をすればこの外壁を長く維持できるのか」を見て判断しています。

ジョリパットの風合いや模様を残して塗り替えるには

ジョリパットの魅力の一つは、一般的な塗装仕上げとは違う独特の模様や質感です。

そのため塗り替えでは、耐久性だけでなく、現在の風合いや模様をどこまで残したいのかも考える必要があります。

使用する材料や仕上げ方によっては、塗り替え前より艶が強く見えたり、凹凸が塗膜で覆われることで、もともとの質感が変わって見えることがあります。

特にコテや吹き付けなどでつくられた意匠性のある外壁では、単純に上から色を付けるだけでは、その建物らしい表情が失われてしまうこともあります。

また、ひび割れや欠損を部分補修した場合には、補修した部分だけ模様が変わらないよう、既存のパターンを確認しながら周囲になじませていくことも重要です。

ジョリパットを塗り替える際は、「何色にするか」だけではなく、「今の外壁の表情をどう残すか」まで含めて施工方法を考えることが大切です。

ジョリパットについてよくある質問

Q. ジョリパットの外壁は塗装できますか?

状態によっては塗り替えによるメンテナンスが可能です。

ただし、既存の仕上げや塗装履歴、ひび割れ・浮き・剥がれなどの状態によって、適した施工方法は変わります。まず現在の外壁の状態を確認することが大切です。

Q. ジョリパットにひび割れがあったら、すぐ全面塗装が必要ですか?

必ずしも全面塗装が必要とは限りません。

ひび割れの幅や深さ、発生している場所、下地の状態などによっては、部分補修で対応できる場合もあります。ひび割れを塗料で隠すのではなく、状態を確認して補修方法を判断します。

Q. ジョリパットを塗り替えると模様は消えてしまいますか?

既存の凹凸模様が必ず消えるわけではありませんが、使用する材料や塗り方によって、模様の見え方や質感、艶の感じ方が変わることがあります。

現在の風合いを残したい場合は、塗り替え前に仕上がりの方向性まで考えておくことが重要です。

Q. 築10年を過ぎたらジョリパットは塗り替えた方がいいですか?

築年数だけで塗り替えを決める必要はありません。

日当たりや雨の当たり方、仕上げ方法、ひび割れや汚れ、既存塗膜などによって劣化状態は異なります。状態が良ければ、急いで全面塗装をしなくてもよい場合があります。

ジョリパット・モルタル外壁について、さらに詳しく見る

ジョリパットはモルタル外壁などの仕上げに使われる材料の一つです。

外壁のメンテナンスを考える際には、表面の仕上げだけでなく、モルタル下地やひび割れ、既存塗膜などの状態もあわせて確認することが大切です。

羽村市・西多摩でジョリパット外壁が気になる方へ

長谷川塗装工業では、羽村市を中心に西多摩周辺で、ジョリパットやモルタル外壁の塗装・補修・点検を行っています。

「ひび割れがあるけど塗装した方がいい?」

「今の模様を残して塗り替えたい」

「そもそも今、工事が必要なのか見てほしい」

といった段階でもご相談いただけます。

外壁の状態を実際に確認し、全面塗装が必要なのか、部分補修で維持できるのか、まだ工事をしなくてもよいのかを含めて判断します。