厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)

4 厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)

厚形スレートは、セメント34%と硬質細骨材66%と水で混練しモルタルの瓦です。特徴は、熱に強く、膨張縮小の影響を受けにくく、施工もしやすく表面を塗料で着色するのでカラーバリエーションも豊富です。形状により和形、平形、S形等の種類があります。

化粧スレートに比べて、厚みが厚いので、厚形スレートという名称になったそうです。

厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)の劣化具合や耐用年数について

セメント瓦の耐用年数としては約20〜30年と言われていますが、こちらも環境条件によっては、10年程度を目安にメンテナンスした方がいいと言われています。

こちらの屋根の劣化、塗装時期などの判断としては、チョーキング、色あせ、変色、カビやコケが発生します。

チョーキングというのは、よくガードレールなんかを手で触ると、手に白いのが付くような現象を『チョーキング現象』と呼びます。チョーキング現象は外壁部でも見受けられますが、外壁に関してのお話は外壁についてのページでご紹介致します。

新品だとこのように綺麗ですが経年劣化でコケや色褪せてくると下の写真のようになります。

このような状態は、メンテナンス時期なのでしっかり高圧洗浄して塗装してあげると良いでしょう。