タイル

9 タイル

タイルとは、粘土、陶土、長石、石英などを砕き、成型し高温で焼き固めた外壁材です。

製法として、湿式と乾式の2種類がありますが、乾式が主流です。

また、吸水率により、陶器質、磁器質、せっ器質の3種類に分かれますが、外壁で使うのは吸水率の低い磁器質とせっ器質です。

タイルは耐水、耐火、耐候、などの優れ性能があり、デザインやカラーのバリエーションも豊富です。

タイルの劣化具合や耐用年数について

タイルの耐用年数は40年と言われています。

タイルは塗装しませんが、タイル自体の耐久性は高くメンテナンスは基本的に必要ありません。

ですが、タイル以外(付帯部や目地など)のメンテナンスは必要です。

接着面や目地の部分は劣化するため10年に1度はメンテナンスを行いましょう。

タイルの接着面に隙間があり、その隙間から雨水が浸入することで、タイル裏面に施されたモルタルに含まれる水酸化カルシウムが溶け出し、エフロ現象が起きるので薬品洗浄などで綺麗にします。