金属系サイディング

2 金属系サイディング

金属系サイディングとは、ガルバリウムやアルミニウム、ステンレスの鋼板が使用されたサイディングです。

窯業系サイディングと比べ、高価ではありますが、長期間メンテナンスの必要が少ないのが大きなメリットです。

水分を吸収しない鋼板製の表面のため耐凍害性にも優れているので、寒冷地で使われることも多いです。

今までは、窯業系サイディングと比べデザイン性に劣っていましたが、レンガ調や木目調などのデザインも出てきており、人気も高まってきています。

金属サイディングの劣化具合や耐用年数について

金属系サイディングの耐用年数は40年と言われています。

塗装時期を見極める劣化具合として

金属系サイディングには苔や藻、カビが生えづらいのですが、条件次第では発生します。

どの金属であっても最大の敵は錆で、その原因を作るのは水分です。

汚れや苔・藻、カビは水分を滞留させるので、錆の原因となります。

窯業系サイディングのように壁材と壁材のつなぎ目に、はっきりとした目地があるわけではないので分かりづらいのですが、金属サイディングにもジョイント部分やサッシとの取り合い部分にコーキングが使われています。

巧妙に隠されていて見えない部分も多いのですが、気にしてあげてください。

見切り板やカバーなどで隠されている場合は横から覗くと確かめられることもあります。

代表的な例をまとめると

・汚れや苔や藻によって錆びていないか
・傷や傷み箇所からの錆びが出ていないか
・コーキングが劣化していないか

などを一つの目安に判断してあげると良いと思います。

金属サイディングは、15〜20年周期での塗り替えをオススメします。