変成シリコン

こちらは、変成シリコン(ノンブリードタイプ)といって主に外壁や外部で使用されるシーリング材です。

シリコンと名前が付いてますが、上記のシリコンとは別物です。

硬化後はシリコン系のシーリング材と違い塗装可能ですが、塗料により若干、はじき・ベタツキが発生することもあります。

耐候性にはシリコン系程ではないがよく、周辺の非汚染性にもよい特性があります。

また、柔軟性がありムーブメントの大きい金属類への使用も可能な材料です。

サイディング仕様の家の目地に使われているシーリング材はほぼ変成シリコンです。

変成シリコンの主な使用場所

・一般建築物の内外装の目地、サッシ廻りなど

・モルタル、コンクリートの目地およびクラック(ひび割れ)、タイル目地など

・各種屋根材、各種金属の目地、接合部のシールなど

主な内容としては

・使用用途が幅広い

・上に塗料が濡れる(ウレタンには劣る)

・周囲の汚染が少ない

・シリコンに比べると価格が若干高い

・プライマーが必要

・上に塗る塗料によりはじき・ベタツキが発生する場合がある

こちらの劣化としては、一番わかりやすいのが

シーリング材が痩せてくる、ヒビ割れてくる

といった現象が見受けられてきたら、打ち替えを行った方が良いです。

それをしないと、その小さな隙間から雨水が侵入し雨漏りなどの原因になる他、外壁材や下地材を傷めることになります。

こちらも約5〜10年程度での打ち替えを推奨されています。