漆喰

10 漆喰

漆喰は、水酸化カルシウム・炭酸カルシウムが主成分でできている外壁材です。

日本では古くから、城郭・寺社・民家・土蔵などに使われていました。

民家では、瓦や石材の接着や目地の充填、外壁や室内に施工されます。

漆喰についての劣化具合などについて

漆喰は本来、相当古い建物だったり地震によるもの以外、簡単にはヒビ割れたりしませんが、近年、海外製の漆喰を日本の外壁に使用することによるヒビ割れや剥がれなどが起きています。

まず、海外の気候条件と日本の気候条件では明らかな違いがあることを知っておいてください。

海外では通用しても、日本の高温多湿の気候には、外壁塗料として海外製の漆喰はヒビ割れや剥がれなどの不具合を生みます。

あと、適さない下地に塗ってもすぐに剥がれや剥離を起こします。

それだけ、日本の外壁に漆喰を塗るということは高い技術と知識を要するのです。

昔の日本の建造物にも漆喰は使われていますし、しっかりとした施工を行えば素晴らしい効果を発揮するのが漆喰の素晴らしいところです。